体験レポート。初めての青色申告、MFクラウドに挑戦!
初めにお断りしておきますが、私と「MFクラウド」は何の関係もなく、単なる利用者の一人に過ぎません。そもそも「MFクラウドって何?」という方のために簡潔にご説明すると、従来の弥生会計などのパッケージ型の会計システムとは違い、クラウド版(WEB上)でサービス提供しているものです。モデルのローラさんが宣伝しているのをご覧になった方も多いのではないでしょうか? 私は昨年の5月に行政書士登録をし、6月から経営コンサルタントとして業務をスタートしましたが、個人事業主となったのは初めてでしたので、さて会計システムはどうしようかと調査をしました。そして検討した結果、この「MFクラウド」が私には一番合ってそうだと判断し、最初は無料サービスからスタートしました。 そして、年末までは、経費のレシートが溜まると、時々スマホでスキャンする、という作業のみを繰り返してきたという次第です。
最初に結論から申し上げましょう。「MFクラウド」は本当に便利で、銀行口座やカードなどのデータと自動連携しているため、データの入力項目もほとんど無く、経費精算もスマホでスキャンして自動で取り込むのでその作業もとても簡単で、あっという間に青色申告用紙が出来上がりました。 ここだけ取り上げると、ホントに唖然とするくらい、すぐに仕上がってしまいました。 ただし、仕組みをほぼ理解した後ならば、という前提付きです。
そもそも宣伝文句にあるように、”もう悩まない、迷わない”とはいきません。はっきり言って、仕組みを理解するのに大変な時間がかかりました。そして、様々な無料の宣材ツールや無料相談窓口がありますが、そもそも最初にいきなり複式簿記にトライしたので、”自分が何をわかっていないのか、わからない状態”という厄介な羽目に陥ってしまいました。
まずは私の経理に関する知識ですが、長い間経営者を務めていたのだから豊富な経験があるのだろうと勘違いされがちですが、上場企業か、上場企業と同じ会計基準を求められていたため、常に社内に経理担当、財務担当がいました。つまり、私はPLなど財務諸表は常に吟味したり作成したり財務に関する知識はありますが、経理のメイン業務である仕訳をしたことが無く、総勘定元帳や残高試算表の作成すらしたことが有りません。ですので、経理としてのレベルは、普通の人よりは勘定科目などについては多少はありますが、簿記3級保持者の人よりも劣る知識レベルでしょう。
その私でさえ、最初はかなり悩んでしまいました。そして、必死でFAQやノウハウ本を見るのですが、知りたいことは載っていません。ですので、自分でトライしながら解決していくほかありませんでした。無料のセミナーが行われていましたので、そちらへ行けばかなり楽だったのかも知れませんが、ちょうどタイミング合わず、何とか自力で乗り越えました。
そして、作成した青色申告書をもって、博多税務署で行われている税理士の無料相談会に行ってみました。すると、あっけなく「OK」でした。担当してくれた税理士の先生、「私も今年開業で、自分の事務所の確定申告はこれからなんですよ~」とぼやいていて、本当に見てくれたのかあやしいくらいでした(笑
という訳で、最後に簡潔に体験レポートをまとめます。
■利点
口座連携、事業用カード連携、経費精算連携などすべて自動化のため、ミスの発生が無くとても楽に自動で作成される。 2年目以降は、殆ど手がかからず、安心して決算を迎えられそう。
■難易度
複式簿記の基本程度は押さえておかないと、青色申告は難しい。初年度は理解する時間が必要。 ITの知識は必要ないが、最初の登録に時間がかかるかも。
■注意
簿記の知識が無いなら、最初からMFクラウドが行うセミナーや講座などを受けた方が早く理解できると思われる。
そしてもし使うと決めたなら、少しでも早めに口座やカード連携しておいた方がいい。 年始の総額(残額)がいくらだったか分からなくなり、現金勘定を後から調整するはめになる。
以上、簡単ですが体験レポートでした。
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