初心者でもできる!マーケティングのすすめ Part1

coke101これまで「マーケティング」とは疎遠だった方、或いは苦手意識を持つ方でも、簡単にビジネスに取り入れられるポイントをアップしていきます。どこまで続くかわかりませんが、しばらく思いつくままシリーズ化してみますね。

まず第一回目は、そもそも「マーケティング」って何だろう?という点からお話します。もし私がこの質問に答えるとしたら、〝マーケティングとは、売れる仕組みを作ることですよ″ と答えます。 では、専門家はどう答えるでしょうか? 私の敬愛するマネジメントの父ドラッカーによると、〝マーケティングの理想は、販売を不要とすることである″という名言を残しています。

さて、販売を不要とするとは、何を言ってるのかピンと来ないかもしれません。言い換えると、自社の商品やサービスを誰かが顧客にプッシュしなくとも、自然に〝売れてしまう状態″をつくるのがマーケティングということなのです。その商品やサービスを目の前にした顧客に、〝そうそう、これが欲しかった!″と思ってもらうことを実現することです。そうして初めて顧客は、その商品やサービスに対して対価を支払ってくれるのです。

では、そのためには、顧客がどんな商品を欲しているか、どんなサービスを望んでいるか、何に価値を認めるかを知らなければなりません。ドラッカーはまず〝顧客に聞け″と言ってますが、同時に、〝顧客は必ずしも答えを知っていない″とも言っています。なぜならば、顧客自身、何となく感じてはいても言葉で説明できなかったり、自分では気づいていないこともあるからです。

また、今目の前にいる顧客だけでなく、〝ノンカスタマー″に聞くことが重要だとも言っています。これまでずっと顧客ではなかった人がいるならば、それはなぜなのでしょうか。或いは、以前は顧客だったのに離れてしまったとすれば、それは一体なぜなのでしょうか。そこには、自社が提供できていない顧客価値を知るための大きなヒントがあるはずです。

いかがでしょうか? 今回はまず「マーケティング」の概念のみお話しました。 しかし、マーケティングの重要性については、少しは伝わったのではありませんか? 同じ顧客でも、凍えるような寒い冬の日にコカ・コーラを飲みたいとは思わないかも知れませんが、真夏の海岸ではコカ・コーラを”そうそう、これが欲しかった”と思うのではありませんか? これこそ、マーケティングなのですよ!

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