行政書士とはどんな仕事? part1

1_ユキマサくん行政書士の主な仕事に、「書類の作成業務」があげられます。ここで言う書類とは、大まかに分けると下記の3種類になります。

①官公署に提出する書類

②権利義務に関する書類

③事実証明に関する書類

まずは、作成できる書類について、簡単にご説明しますね。官公署つまり省庁や県庁、市役所などに提出する書類を作成できます。主なものとしては、各種許認可と言われる申請書や届出書、警察機関に充てた告訴、告発状まで含みます。近年では、電子申請オンラインシステムの整備が進み、紙媒体だけではなく、電子申請もすべてではありませんが、活用されるようになりました。

一方で②の権利義務に関する書類とは、権利の発生、存続、変更、消滅の効果を生じさせることを目的とする意思表示を内容とするものを指します。 具体的には、売買契約書、賃貸借契約書、各種示談書、遺産分割協議書、就業規則の約款などがあります。

③は、実社会生活において、事実を証明するために使われる書類です。例えば、自動車登録事項証明書、交通事故調査報告書、財務諸表や営業報告書などの経営会計書類、各種図面類などがあげられます。

家系図はどうでしょうか?実は以前に最高裁まで争われた事例があるのですが、家系図は鑑賞ないし記念のための書類であり、事実証明に関する書類に当たらないとの判決が出ました。もちろん、行政書士が作成できますが、独占業務とは言えない、ということになったのです。

意外なのは、税務書類の作成は一般的には税理士の仕事なのですが、税理士法では、ゴルフ場利用税、自動車税、軽自動車税、事業所税等の一定の税務書類は、行政書士が行えるものと定められいます。

ごく一般的な事例をあげましたが、いかがでしょう。 少しは行政書士の仕事が身近に感じてもらえましたか?最近では、ペットのための遺言書作成など、次々に新しい分野のニーズも出てきています。法律が絡む書類作成に関しては、安易に自分でできると過信せずに、様々なトラブルを予防する意味でも、法の専門家に相談しましょう。

 

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