東京五輪で「空飛ぶ車」が聖火台に火を灯すらしい!

先週「日本発の空飛ぶクルマ SkyDrive 開発への挑戦」というフォーラムに参加しました。昔見たSF映画の小道具がそのまま現実になるのをいくつか目にしてきましたが、とうとう”デロリアン”が現実になるとは、本当にすごいことになってきました。しかも、2020年7月に東京オリンピックで、聖火台に火を灯すデモフライトを目指して開発中とのことで、私たちは開会日から新たな歴史の1ページを見ることが出来るかもしれません。

講演したのは、CARTIVATOR(カーティベーター)という有志団体を立上げ、現在SkyDrive社の代表となった中村翼氏です。もう名前からして、空飛ぶクルマを作ってくれそうですよね! トヨタからスピンアウトして会社の立上げにまで至っていますが、辞表を出すときに「会社を辞めるので、10億くれ」と申し出たそう。いやぁ、その勇気と思いの強さに脱帽です。実際トヨタも1500万円ほど支援したそうで、こっちもさすがですね。

今世界中では、空飛ぶクルマの機体設計は100社くらいが開発していて、それぞれが少なくとも100億規模の投資になるらしいです。CARTIVATORのこれまでの経緯や開発秘話は、ググれば沢山記事など出てきますので今日は割愛して、お話の中で特に印象に残ったメッセージを簡潔にお届けします。

■目標
・次世代により良い世界を届けたい
・2050年までに電動・自動・垂直離着陸できる空飛ぶクルマを完成させたい

■完成したら?
・自分の子供とドライブしたい
・救急用途、災害用途で役立てたい

■メッセージ
・自分が本当に納得するまで、とことん悩む
・面白いと思ったら、とにかくやってみる
・自分一人で抱えるのではなく、信頼できる誰かに話してみる
・小さい目標と期限を決めて取り組む
・やり続けることで輪が広がる
・いづれもリスクのない道はない。悔いのない生き方をすべき

現在ボランティアは100名ほど東京・愛知で活動中で、下記のHPから応募できるそうです。夢は大きくても小さくても、本人が実現目指して努力しているのであれば、それぞれの価値があると思いますが、これほど大きな夢を多くの仲間と共有して実現していくって、本当に聞いているだけでワクワクしました。 

そして2020年7月にどうしてもデモフライトを実現したい理由は、その直後の10月にドバイで、UBERと中国企業による空飛ぶクルマのデモフライトが予定されているからだそうで、それに先駆けたいという思いが強いようです。世界中が見守る中で、日本企業が空飛ぶクルマを世界で初めてお披露目するって、これもう日本人であれば誰もが感動すること間違いなしですよね!

最後に最も共感できたメッセージはこれ。「想いがあるなら、アクションしてみればいい」
かっこよすぎです・・・そして心から成功をお祈りいたします!

ついでに東京オリンピックのボランティア募集の情報を下記に。12月21日〆だそうです。

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