経営者の皆さん、会社設立日はどうやって決める?

ビル105会社設立は、周到な準備をしている方は別として、様々な事情で慌ただしく設立しなくてはならないケースもありますね。私も以前に外資を募って設立した時に、短いスケジュールで決める必要があって、11月1日にしたことがあります。何となく1が3個続くと覚えやすいし、縁起が良いように思われたからです。

会社設立日はすなわち登記をした日時であり、その後続く企業経営において、設立記念日となる重要な日になります。私のように数字のゾロ目で決めたり、会社名に縁のある日時にしたり、様々な理由で決めるケースがあるようです。しかし、もしそれらの思い入れのある日時が無い場合、私がお勧めするのは、暦の吉祥によって決めるということです。 ”なーんだ、単なる縁起担ぎじゃないか?”と思われた方、まさにその通りです。 しかし実はこの方法は、後々自分へのエールになり、話のネタにもなる良い方法なのでお勧めなのです。

もうずいぶん前ですが、上海に旅行に行ったときに、「香港上海銀行」VS「中国銀行」が風水によって対立しているという話を聞きました。イギリス資本VS中国資本という因縁の構造ですね。 風水では、強い気が流れている龍脈があり、その流れにそってそれぞれの銀行が建っているのですが、上海銀行がある時期から業績が急に落ち始めた理由が、中国銀行が剣のような構造物を上海銀行に向けて取り付け、このビルのデザインが上海銀行の大切な気を断っているのが原因だといわれたそうです。そこで、上海銀行は、なんと大砲のようなデザインの構造物を取り付けて、中国銀行に対抗したそうです。

迷信なんてばかばかしいと一蹴すべきではありません。私も聞いた当時は、ビジネスにおける決定にさえ中国は風水を取り入れるのかと呆れ、風水なんて占いと同じと一笑に付しました。しかし、後に風水とは、中国3千年の長い歴史によって受け継がれ、自然災害などに対抗するための、昔の人の経験則に基づく一種の統計学に近いものと知り、なるほどと思い直しました。

日本人は、結婚や宝くじなど、様々なイベントに暦の吉祥を気にしますよね。これもかなりの部分が中国から伝えられたようです。私も偶然に宝くじ売り場で”本日大安吉日”などと見かけると、思わず買おうかなと思ったりします。私の場合は、”ラッキー”なことはあり難く受け止め、”アンラッキー”なことは速攻忘れるという、かなり楽天的な性格なので、縁起担ぎが大好きです。パワースポットが好きなのも、”パワーをもらってますます好調になるぞ!”と半ば自分に言い聞かせている暗示のようなものです。しかし、物事は案外、自分自身の精神状態によって、良い時はどんどん良いことを呼び寄せるような気がします。あくまで、私の経験則ですが。

さて、そこで暦の吉祥ですが、もちろん「大安」が良いに越したことはありません。でも、もっと幸運な日はないだろうかと探したら、ありました! 暦の下段といい、もちろん迷信の一つでしょうが、少なくとも昔の何らかの経験則に基づく言い伝えだと思われます。

まず「天赦日」”てんしゃび”、或いは”てんしゃにち”と読むそうです。ウィキペディア(暦注下段 – Wikipedia)によると、『この日は、百神が天に昇り、天が万物の罪を赦(ゆる)す日とされ、最上の大吉日である。そのため、天赦日にのみ「万(よろづ)よし」とも注記される。』だそうです。 年に5、6回しかない貴重な開運日です。

そして、「一粒万倍日」”いちりゅうまんばいび”と読みます。同じくウィキペディアによると、『「一粒万倍」とは、一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になるという意味である。一粒万倍日は何事を始めるにも良い日とされ、特に仕事始め、開店、種まき、お金を出すことに吉であるとされる。但し、借金をしたり人から物を借りたりすることは苦労の種が万倍になるので凶とされる。』だそうです。借金が万倍になるのはちょっと御免ですね。

そして、暦の上でこの2つが重なる最強日があるんだそうです。ちなみに今年2016年は、7月11日(月)、9月23日(金)、12月8日(木)の3日だけ。どうせなら、貴重な開運日に新規事業やイベントを興して、自分へのエールとして、また取引先や社員への話題のネタとして採用してはいかがでしょう。

さて、私ごとですが、いよいよコンサルタントとして、本日正式に準備室をスタートします。「福岡インキュベーションサポート/ Fukuoka Incubation Support」と言います。 略して『フィス』と覚えていただければ幸いです。福岡から事業化のインキュベーションを通じ、経営者を全力サポートしていきます!

そして、本日はなんと”一粒万倍日”でした!!

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