アサヒ流「企業として生き残るための、リーダーの心構えとは?」part.3

三ツ矢サイダー前回に続き、アサヒグループホールディングスの元CEOの荻田伍氏の講演の内容について、特に心に残ったお話を発信したいと思います。3つ目のテーマは、「どう部下を育てていくか」です。

私は20代の頃からプロデューサー職についたので、プロジェクトリーダーとしてチームを引っ張る役目は慣れていました。大きなプロジェクトになると、全国50名くらいのメンバーを率いていましたが、リーダーシップを発揮することは苦ではありませんでした。しかし、いざ部下をもつ上司となったとたん、「どう部下を育てていくか」という悩みに直面したのです。実際は、プロジェクトベースのチームリーダーと、組織として部下を持つ上司の立場とは全く違っていました。以来、経営者として長年従業員と向き合ってきましたが、「どう部下を育てていくか」というこの悩みだけは尽きたことが有りません。大企業は大企業なりの、そしてベンチャー企業はベンチャー企業なりの課題があり、人材を育成するという課題は常に経営者にとって最大のテーマだと思います。

荻田氏のお話では、「どう部下を育てていくか」というテーマで10項目挙げられていました。そしてこのテーマこそ、このブログでぜひ広めたいと思った素晴らしいものです。上司から部下へという視点だけではなく、ビジネスマンとしてステップアップできる名言ばかりです。では、実際に10項目をひとつづつ見ていきましょう。

①基本的なことを身につけさせる。

②全ての行動は心の持ち方から起こる。

③プラス思考。できない理由ではなく、できる理由を考える。

④運が良いと、常に思う。ピンチもチャンス。

⑤努力は報われる。報われないとしたら、それは努力ではない。

⑥失敗体験の重要性。最大の成功は、不成功の体験にある。

⑦現場主義(見えない所も整理整頓)

⑧口先や頭の中で商売をするな、心で商売をせよ。

⑨期限のない仕事は、「仕事」ではない。

⑩最後の一歩を克服する集中力

いかがでしょうか?これについては、私の余計な補足やコメントは不要と判断しました。私自身は、この10項目すべてに共感しています。そして、このまま大きな紙にプリントして、知り合いの経営者の方々へプレゼントしたい気持ちでいっぱいです。その代わりといってはなんですが、このブログでの報告にしました。

実は、このシリーズここで終わる予定でしたが、他にもとても参考になるテーマがありました。「貞観政要」と「三方よし」、次回もう少しだけおつきあください。

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