IoT(アイオーティー)って何?~イノベーションの成功の秘訣Part 3

3VC9WOIB07何となくわかっている気でいても、実際は明確に言葉にできないキーワードってありますよね。 もちろんwikipediaやweblioで調べると、難解な英単語もわかりやすく説明されているので、疑問を持った時に調べれば理解できる便利な時代になったなぁと思います。 例えば、”IT”と”ICT”って、何が違うんだっけ?”と考えたことありませんか? これ実はぼぼ同義語なんです。日本では”IT”の方が一般的で、海外では”ICT”が一般的なので、最近日本の企業も国も”ICT”を使うことが多いのです。

さて今日は、「IoT」すなわち、Internet of Things = モノのインターネット と言われる言葉について、コメントします。wikiによると、”様々な「モノ(物)」がインターネットに接続され(単に繋がるだけではなく、モノがインターネットのように繋がる)、情報交換することにより相互に制御する仕組みである。それによる社会の実現も指す。” とあります。 少し前まで”ユビキタスネットワーク”という言葉がもてはやされていましたが、この概念の後継だと考えれば、私にはしっくりきました。

モノというとイメージが漠然としていてつかみづらいのですが、iphoneやカーナビ、電子レンジと言ったモノを想定するとイメージがつかみやすくなります。 おそらくこれから数年で、インターネットに接続されてくるモノ=デバイスは、驚異的なスピードで増えることでしょう。まさに、ありとあらゆる家電、乗り物、家、ウェラブル(時計やアクセサリ)、文具など、様々なメーカーのデバイスが「IoT」化されていくと思います。

この「IoT」による革新は、様々なデバイスがクラウドにつながってビックデータとなることによって、実現されます。リアルタイムな情報をクラウドと送受信することにより、デバイス自身が賢くなる、ということです。 例えば、現在のカーナビは渋滞を検知して知らせてくれますが、車につながったクラウドが、前方を走る車のスピードと信号機情報、渋滞情報をリアルタイムに解析して、瞬時に最適なルートやスピードを制御してくれるとしたら、どうでしょう。 冷蔵庫自身が、中にある食材を検知して夕食に最適で人気のあるメニューをレコメンドし、不足する食材を自動発注してくれるとしたら、どうでしょう。 ちょっとワクワクしませんか?

結局この「IoT」によって何が起きるのかと言えば、”モノがサービスしてくれること”なのではないでしょうか。今あるモノ=デバイスは、スペックと呼ばれる機能を持つに過ぎず、ハードやソフトウェアが機能を提供しているものが殆どです。しかし、Siriをはじめとして、徐々に双方向へと向かっており、それがビックデータの活用により、デバイス自身がサービス提供するように進化しているのです。

私自身はIT業界が長いのもありますが、新しいものが好きなので、新規のデバイスが出ると自分で試してみたくなるほうです。 しかしこれまでは、AIBOにしろ、ルンバにしろ、ipadにしろ、継続して使うとその限界に対して失望感の方が勝っていたかも知れません。しかし、これからの「IoT」とクラウドの可能性については、間違いなく、新たな価値観を生み出すものと確信をもっています。

最後に余談ですが、「IoT」って顔文字に似てませんか?

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ