アサヒ流「企業として生き残るための、リーダーの心構え」とは? part.2

ワンダ以前に参加したアサヒグループホールディングスの元CEOの荻田伍氏の講演の内容について、特に心に残ったお話を発信したいと思います。2つ目のテーマは、「リーダーに求められること」です。このテーマにあるリーダーとは、必ずしも経営者や役員といったポジションだけが対象ではなく、プロジェクトリーダー、中間管理職など、部下を持つすべての方を対象にお話されていました。項目は、なんと13項目にも上ります。では、一つずつ補足コメントや私の意見を踏まえ、見ていきましょう。

①周囲を引っ張るリーダーシップ
これは言わずもがなでしょう。

②部下に関して強い関心を持つ
常に意識しないと、意外に関心を持ち続けることは難しいと思います。バーナード・ショーの有名な言葉を挙げられていました。”人類同胞に対する最大の罪は、彼らを憎むことではなく、無関心であることだ。”

③小さな旗印を掲げる
”小さな成功体験を部下に持たせることが大事。大きな目標を達成するためには、先ずは小さな目標から着手すること。”

④仕事の報酬は次の仕事
”もっと役に立つ仕事をしたいと思わせることができれば、より重要な仕事を任せていくこと。”

⑤いかに部下のモチベーションを上げるか
これはいろんな方法があるでしょう。事業や仕事の内容に合わせ、創意工夫が必要ですね。

⑥自己犠牲の精神を持つ
”どんなことがあろうと部下を守れるか、自ら犠牲になれるか、問いかける。”

⑦常に学び、成長していく姿
”トップのキャパシティ以上にその組織は伸びることはない。リーダーは、一歩でも上に上がる努力を続けること。”

⑧問題抽出力
私は比較的得意かも知れません。理想との間にギャップが生じた場合、意識して「なぜか?」を問い続けるようにしています。

⑨「先例がない、だからやる」
これこそ、チャレンジ精神が必要です。でも失敗を恐れていては、成功は手に入れられません。

⑩部下の能力を引き出す力
これ意外と難しいですよね。粘り強く部下の話に耳を傾けることが重要かもしれません。

⑪部下は上司の鏡
自分の事は見えにくいのですが、他社の事例だと、部下が上司と同じ表現や行動をする例を見かけることありますね。

⑫問題をひとつずつ潰していくこと
このひとつずつも難しいです。私なら、プライオリティをつけながら、という補足も入れたくなります。

⑬「NO」の返事は、必ず知っておく
これについては、補足コメントなかったように思います。 考えれば考えるほど、深いですね。

いかがでしょうか? ”理想の上司とは”なんていう本がたくさん出ていますが、自分はあまり読みません。しかし、ここに挙げられている13項目を実現できる方は、おそらく素晴らしいリーダーであると共感しました。そしておそらく、ビジネスマンとしても成功される方だと確信できます。

さて、次回はいよいよこのシリーズのラスト、「いかに部下を育てていくか」というテーマをまとめる予定です。

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