身近な”モビリティ”が進化してる!~イノベーションの成功の秘訣Part 10

mobility私は、個人的にはapple派なのですが、ビジネスではoffice製品を使用しています。特に独立してからは、仕事の必要性から新たなガジェットなど買いそろえてきていますが、そこで無理にapple製品を使おうとすると、かなりの確率で痛い目にあってしまいます。

さて、そんな私が最近いくつかのデバイスを揃えたのを機にそのサービスを活用し始めてから、今まで気がつかなかった進化に驚いています。恐らくビジネスの場ではあまりに常識過ぎて今更話題にならないかも知れませんし、知識として知っていてもこれまで活用してこなかったことが恥ずかしいくらい、世の中進んでいたんだと思ったのが、この”モビリティ”に対応したサービスの数々です。ここで言う”モビリティ”とは移動性のことですが、トヨタが提唱するものと違い、ノートPCやタブレット端末などのモバイル機器を活用して業務を行なうことを指します。簡単に言うと、どのデバイスを利用していても、デバイスを意識せずに自由自在に使える状態、すなわちデバイスフリー状態になれることです。そして、この”モビリティ”に対応したサービスを使うとどう変わるか、それはすなわち「仕事の効率化」が格段にアップするのです。代表格は、やはりクラウドのストレージサービスでしょう。

私の体験で、今フル活用した方が良いと思うのは、ノートアプリの「onenote」です。これまでは、「evernote 」派でしたが、画面が直感的に分かりにくくそれ程使いこなせていなかったことに加え、サービスが変更になり無料版で使える台数や容量が限られてしまったため、最近「onenote」に切り替えました。乗り換えが簡単で、「onenote」は有料版の機能とほぼ同じものが実質無料ですべて使えるのが魅力です。

「デジタルノートって、何が便利なの?」と思う方もいらっしゃるでしょう。使わないとイメージ出来ないかもしれませんが、気になった様々な情報を一瞬で入れることができるポケットのようなものです。ではどんな情報が入れられるかというと、WEBで見たニュース、大事なメール、打合せの議事録音声、イベント動画、パワポやエクセルの表、旅行プラン、レシピ情報など、色んな形式の情報を一瞬で格納出来て、後で時間のある時に整理すればいいのです。 そしてその情報が、スマホ、タブレット、ノートPCとどれでも自由自在に使えるのです。最初に覚えれば、もう本当に驚くほど簡単にできます。

特に便利だと思うのが、講演会に参加して、気になるパネル画面を携帯で撮影したり音声を録音して「onenote」に入れておいて、後で家のPCで見て熟考したりすることができます。また打合せ時に、先方の許可をいただいて、議事録代わりに音声録音したりします。つまり、わざわざメモを取る必要がなくなったということです。

更に、もしSurface等のタブレットでデジタルペンを使用できる環境にあるならば、会議で使用するパワポやワード等の提案書などを取り込み、その場でペンで修正したものを会議参加者全員で共有する、というような使い方もホントに簡単です。私は最近ようやく使うのに慣れてきたところですが、機会があれば、周囲の方々にもお勧めしています。というのも、同一のプロジェクト仲間と共有できれば、更に便利になるからです。新しいPCだと「onenote2016」もインストールされていますが、私は「onenote」の方が使いやすいですね。

1つの会社であれば、Googleを使って、スケジュールやグーグルドキュメントなど、その場で共有して効率化する方法が一番だと思いますが、フリーで活動していると、それぞれのプロジェクトで参画メンバーが違ったり、リテラシーが違ったりするので、画一的にすることが難しいと感じていました。それを解決する方法の一つとして「onenote」が有効だと思っています。相手のリテラシーやデバイスを問わず、簡単に共有できます。

最近ニュースなどでは、どうしても先進的なAIやIoTに関連する技術ばかりに目が行きますが、実はこういった身近なアプリケーションの進化が、少しづつ生活を変えていく気がしています。そして、これらに関連するセキュリティ技術も確実に進歩しているので、デバイスを意識せずにフリーになれる”モビリティ”、ホントに便利でお勧めです。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ