SiriとAlexa、あなたはどっち派?~音声アシスタントの使用感

皆さんは、音声アシスタントをお使いですか?私は12月にecho dotを手に入れたのですが、ほぼ使いこなせてない状態。。。なので反省こめてご報告です。
購入直後に「あのくさー」と博多弁でからかい続けたせいか一向に学習しようとする気配がなく、時々天気予報を読み上げる以外は、我が家ではすっかりApple Musicのスピーカーとしてのポジションに陥落してしまいました。おそらく、CMのようなスマートハウスであれば、Alexa Skillと言われるサードパーティーのアプリ連携で、「Alexa、やるねー!」とほめたくなるような賢さを発揮できるのでしょう。でも我が家では、(私)「Alexa、電気つけたよ!」(A)「すみません、わかりません」と不毛なやり取りと天気情報ばっかりでちょっと残念。

さて、iphoneお使いの方ならSiriはお使いの方多いと思うので、その比較で簡単にご報告します。

①呼びかけの認識度
恥ずかしさで言えば、「Hey! Siri」の”Hey!”はホントにいただけません。私は人前で絶対言いたくないワードですので、Siri先生はもっぱら一人の時にご登場願いますが、その点ですでにマイナス一票。さらにSiriは、かなり近距離で正面から問いかけると、認識してくれますが、遠くから呼びかけたり、背面に呼び掛けてもなかなか聞き取ってくれません。特に音楽を再生中は、ほぼ無視されます。それに対して、Alexaは、遠くからでも正面からでなくても、音楽再生中でも、かなりの精度で反応してくれます。ですので、これについては、Alexaに一票!

②知りたい情報の提供
Siriは、あくまでiphoneの補助ツールとしての位置づけなので、基本的には質問に対して【音声】+【画面】で答えることがスタンダートになってます。それに対して、Alexaは、【音声】のみで成立するように作られてるので、質問や問いかけに対して、「音声のみ」で答えてくれます。「今何度?」という簡単なサンプルで違いをご説明します。Siriは、「外は5度です」という答えと一日の天気予報を画面で表示しれます。それに対してAlexaは、「福岡市〇〇の現在の気温は5度です。今の天気は曇り時々晴。これからの天気予報は、曇りのち雨、夜には・・・」というような、できるだけ欲しい情報を伝えようと長めの文章で説明してくれます。これは使うシーンや用途、好みで違ってくるので、どちらも一票。ただ私は画面使っている時が多いので、シンプルな回答のSiriの方が好きです。

③音声アシスタントとしての存在感
Siriは、iPhoneの機能をより使いやすく引き出すためのアシスタントという位置づけです。ですので、iphoneをどの程度使いこなしているかにも関係しますし、どうしても存在感が薄くなっている気がします。それに対して、Alexaは、ほぼ家電として定位置に置かれ、光で反応してくれるので、反射的に呼びかけてしまうという存在感を発揮している気がします。そういう意味では、Alexaに一票!

④得意わざ
Siriは、WEB頁を検索したり、iphoneアプリを呼び出すには本当に便利です。但し、ログイン状態でないと、「iphoneにログインしてください」と言われてしまいます。そして、わからない質問されると、「すみません・・・」と謝って逃げてしまう癖あり。それに対して、Alexaは、わからない質問されると、かなりの確率で無視してきます。そして少しでもAMAZONで売っている商品名と合致しそうな名前を問いかけると、「注文しますか?」としつこく売り込みをかけてきます。これかなりストレス! うーん、どっちもどっちかな。

総括すると、途中でストレス感じて使いこなしたくならないし、どっちもまだ限定的な利用しかできないレベルだと思いました。人工無能と揶揄された60年代に登場したEliza先生はシナリオベースだったけど、人間にストレス与えないように作られていて、チューリングテストで高い結果を出したりするとワクワクしたものです。つくづく進化とは何だろうと考えてしまいました。まだまだ、聞き取ってもらえなかったり、理解してもらえなくて失望することの方が多いのですが、少しづつバージョンアップしていって、個人学習のレベルを上げてもらえることに期待しましょう!次はやはりgoogle先生にしようかな(笑)

さて、音声アシスタントを構成するためには複数の技術が必要ですが、中でも大事な技術として、「音声認識技術」があります。上記で言えば、①の呼びかけの認識度や②の知りたい情報の提供をする上で、どこまで音声を正確に把握できるのか、という技術になります。国内でもすでに10年以上前から商業化されていますが、最近調査した中で、いくつか特筆すべき技術がありました。ちょっと長くなったので次回ご紹介することにします。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ