”モビリティ”が生活を変えていく!~イノベーションの成功の秘訣Part 9
先日12日に、トヨタがリハビリ支援ロボット「ウェルウォークWW-1000」を発表し、今秋からサービスインする予定とのこと。同社はこうした一連の介助ロボットを「パートナーロボット」と名付け、「いいクルマづくり」と併せて力を注いでいくという。お世辞にもロボットには見えない大きなマシンといった見かけですが、目指している方向性は十分に理解できるし、その先に大きな可能性があることは言うまでもないでしょう。
さて、トヨタは早い段階から”スマートモビリティ”や”パーソナルモビリティ”を提唱し、新たなチャレンジに取組んでいます。昨年発表された米国に設立した人工知能(AI)関連の研究所「TOYOTA RESEARCH INSTITUTE」には、5年間で10億ドルもの投資をするそうで、参画するスタッフも驚くほどの布陣でした。次世代のAIプラットフォームの覇者はおそらく米国のIT企業でしょうが、データホルダーとしても強みを持つトヨタこそ、これらの巨人を超えるポジションを狙えるのではないでしょうか。
トヨタが提唱する”モビリティ”とは、交通手段である移動性のことを指します。WIKIによると、”モビリティ”とは、一人一人の移動を意味すると共に、地域全体の交通流動を意味するものであり、すなわち、”モビリティ”とはあらゆる種類の「移動」を意味するものであるとあります。この分野における最近のイノベーション事例として、「UBER」の登場は、既存ビジネスであるTAXI企業を破壊するほどのインパクトがありました。
ところで、皆さんは運転されますか? 私はひどい方向音痴で、カーナビが無いと確実に目的地とは違う方向へ進んでしまいます。Panasonic製のカーナビを使用していますが、最近はスマホで”Yahooカーナビ”を使用することもあります。やはり入力しなくても、音声で呼び出せるのが魅力ですよね。
それが最近になって、トヨタもスマホ向けナビゲーションアプリを無料で公開していることを知りました。約1年前に熊本地震が発生したあと、トヨタが発表した「通れた道マップ」が話題となりましたよね。この「通れた道マップ」も見ることができる「TCスマホナビ」というアプリで、災害時に備え、トヨタ独自の交通情報を常時掲載しています。残念ながら、音声対応していませんので、普段使いとはいかないまでも、万が一に備えて、避難所などを登録しておくと便利そうです。これから使用してみたいと思います。
さて、表題の”モビリティ”は、実はもっと身近でミクロな視点に関してです。今年になってから、ノートPCやタブレット端末、スマホなどのモバイル機器を活用していて、じわじわと環境の変化を感じています。いつの間にこんなに進化したのかと、今更ながら感じていますので、次回報告しますね。
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