初めての起業を失敗させない!スタートアップで重要な幾つかのヒント
初めての起業独立となると、例えビジネス経験が豊富であっても、初めての経験が多く不安になることも多いでしょう。ましてや、若くしてベンチャーの立上げにトライする方は、毎日様々な課題にぶつかっては、その解決に奮闘する毎日だと思います。ここでは、具体的な手続きというよりも、心構えとして実行していただきたいヒントを挙げてみます。
■「ミッション」や「ビジョン」を書き出してみる
ミッションは企業理念のことで、企業として果たすべき使命や役割、経営方針や経営戦略など、どちらかと言うと抽象的な概念です。ビジョンとは行動指針のことで、企業のあるべき姿であり、将来のありたい姿、理想や夢など、どちらかと言うと具体的な概念です。創業者や経営者の理念が見えない、想いと結びつかない業務をやっていこうとしても、継続することが難しくなると思います。また実際に企業活動を進めていくうえで、時々初心に戻って「ミッション」や「ビジョン」を見直してみることも経営者にとっては大切だと思います。
*イオンの例
「ミッション」お客様を原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する
「ビジョン」企業理念のもと、絶えず革新し続ける企業集団として、「お客さま第一」を実践してまいります
■事業計画書を作る
事業計画書とは、いわば事業のシナリオです。シナリオのない事業は一か八かのギャンブルのようなものですから、確実に売上を上げ、事業として継続するためには、必ず事業計画書を作りましょう。 具体的な作成方法についてはまた別の機会にコメントしますが、この作成の際に大切なことは、事業化のアイデアを可能な限り具体的に書き出すことです。中学生に話しても理解できるレベルまで具体的にすることが理想です。そうなれば、その後様々なステークホルダーや外部協力者などに理解を求めることが容易になるでしょう。
■収益計画をもとに運転資金を準備する
最初の開業資金は誰しも用意するでしょうが、実は開業後の運転資金こそ、入念に検討することが大切です。どの程度用意すべきかは、事業の内容や収益計画によりますが、うまくいくシナリオよりも最悪のシナリオを想定して準備することをお勧めします。もし運転資金が足りない場合は、自分で開業までに用意するという選択もありますが、日本政策金融公庫など自治体の制度を利用する選択肢もあります。
■メンターを見つけよう
メンターとは、優れた指導者や助言者のことです。これから自分が進みたい道のずっと先を進んでいる人にメンターになってもらい、定期的にあるいは悩んだ時に相談し、悩みを解決できる環境を構築しましょう。 たとえ事業領域などが違っていても、理想的な会社経営をやっている人や、憧れのスタイルで活動している人を見つけたら、相談相手になってもらえるようにコンタクトを取ったり、定期的に開催されている勉強会に参加したりすることもおすすめです。 出来れば、複数の分野でのメンターを見つけ、複数のスタイルやアドバイスを参考にできる環境を作ると、一気に経営者としての視野が広がり、成長するドライブとなることでしょう。
いかがでしょうか。ごく基本的なアドバイスですが、実際に経営をスタートするとより現実味を帯びて実感できることがあると思います。
また、会社設立の具体的な手続きについては、下記をご参照ください。
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